2025/06/13 11:47
7本の樽を空けて取れたのがわずかこれだけ、400リットルほど。各樽の底の方に残っていた原酒、新酒を樽入れしたときは満杯に入れていたもののほとんどが、エンゼルズシェア、つまり空中に飛散してしまっています。非常にもったいない話です。でも、例えば10年で樽出ししてタンクに寝かせれば確かに欠減は10年分で済みます。海外の大手ウイスキーメーカーではそのようにしているところもあると聞いています。でも、樽熟成はそこでストップしてしまうのです。20数年間樽で熟成した原酒はこのようにコーラのような濃い深い褐色になるのです。そしてその風味の豊かなこと、何に例えられるでしょうか。こんな酒が貴重でないはずはありません。
本当は自分で飲んでしまいたいところ…、でもそうはいきませんね。
麴スピリッツ「六調子SP21」としてできれば秋口に、遅くとも年末までには商品化できればと思っています。
どうぞご期待ください。