後列左が佐藤さん

去る4月９日、サロンデュサケでお世話になったパリ在住のソムリエ佐藤克則さんが、可愛らしい１０歳のお嬢さんと、日本のご友人を連れて弊社を訪ねてくださいました。パリでの思い出話や、焼酎、ワインの話で大いに盛り上がりましたが、佐藤さんによると弊社の特吟六調子を扱っていただいているパリの超一流レストラン「ル・ガブリエル」が、palmifranceのオリヴィエ社長の予言通り、年明け早々に「三ツ星」認定され、今や全く予約が取れない状態とのこと。素晴らしいことです。心から祝福の言葉をお送りいたします。
佐藤さん、またお会いできる日を楽しみにしております。


ル・ガブリエルにて、左よりオリヴィエ社長、三ツ星シェフのバンクテル氏（2023年11月15日のブログより）

また、翌々日の４月１１日には、高名なミクソロジストでクラマスターの審査員でもあるアンジェロ・ロッシ氏が訪ねて来られました。


フランスの若手ミクソロジストを代表するアンジェロ・ロッシ氏

アンジェロは弊社にとってかけがえのない恩人なのです。２０２２年、リヨンのシラ大展示会で「長熟特吟六調子」を絶賛してくれ、それを使ったカクテルを披露してくれたのが縁でpalmifrance社の目にとまり取引が始まったのでした。
焼酎のブレンダーとしての僕の仕事を高く評価してくれる彼に、
「焼酎のブレンドはあくまで焼酎だけを使用するもの。ミクソロジストは世界のあらゆる酒を使ってカクテルを作るのだから、ずっと難しい仕事です。」
と、言うと、
「いや、ミクソロジストは甘い味にしようと思えば砂糖を使うこともできる。その点焼酎だけで味を作り出すあなたの仕事ははるかに難しい。」
と、褒めてくれました。
「ショパンはピアノの詩人と呼ばれましたが、差し詰めあなたはお酒の詩人ですね。」
と、僕も彼の偉業をたたえたのでした。ありがとうございます、アンジェロ！