2024/06/24 01:06
広域財団法人・地方経済総合研究所様の「球磨焼酎海外プロジェクト」の一環としては9月30~10月2日までパリで開催される「サロン・デュ・サケ」に参加しました。
今年で8回目を迎える同イベントは「ヨーロッパにおける最大の日本酒を中心とした日本飲料交流イベント」です。
今回、球磨焼酎海外プロジェクト参加9蔵元の内、このイベントのために渡仏するのはなんと弊社1蔵元のみ。残念と言うべきかラッキーと考えるべきか複雑な心境でした。
ところがナントから帰った直後、新型コロナを発症し40度近い発熱、出発までに完治したものの体力が十分回復せず、後遺症の咳も残っており顔がゲッソリと痩せています。
30、1日は一般客及びビジネス関係、2日は月曜なのでレストラン、バー関係の来場者となっています。この3日間で4000人の来場者があったと後に発表がありました。
右より、石橋さん、佐藤さん、一人おいて筆者、石山さん
今回、強力な助っ人として石橋輝樹さんと佐藤克則さんが付いてくださいました。お二人ともパリ在住の優秀なソムリエです。それからプロジェクトを委託されている株式会社TCI 研究所の石山暁さんがすべてを統轄してくださいます。この4人がこのブースの常駐メンバーです。
メインが日本酒ということもあり、これほどまとまった数の焼酎を出展しているブースがほかになく、とても目立っておりラッキーでした。
熱心な来場者が次々とやってきて休む間もないほどの忙しさです。
説明するとその倍くらいの質問が返ってくることもあります。半端ない好奇心です。
様々なお客様方と記念撮影
茶懐石秋吉女将 秋吉三鈴さんと
持って行った名刺をほとんど交換しつくしてしまいました。
一日が終わる毎に結構くたくたになります。
さて、いよいよ最終日、飲食店がメインの来場者の前で、僕も説明に熱が入ります。
この3日間、とても有意義な経験が出来ました。
「フランスは面白い」これが今回の率直な感想です。
フランス人は知的で好奇心が強く、新しいものや未知なものにとても敏感に反応します。
そしてたぐいまれな美意識と味覚嗅覚を持っており、優れたものを見出す目も舌も肥えています。球磨焼酎の魅力をしっかりと認識してくれました。
特に弊社の「古代一壺」は超人気でサンプルが足りなくなるほどの引っ張りダコ。
大きな手ごたえを感じました。
Palmifranceという素晴らしい取引先にも恵まれ、これからがとても楽しみです。
ただ、ここに集まった来訪者の皆さんは、基本的に日本びいきの人々です。一般のフランス人となると「日本酒」もほとんど知られていないのが現状、まして「焼酎」など全く知られていないと言うのが本当のところです。時間がかかります、労力もかかります。でも、力を注ぐ価値のある市場だと強く感じました。
ところでこの日はなぜ、僕がスーツ姿なのでしょう。それは次の回のお楽しみ。
(つづく)