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2024/06/24 01:04

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ナント、ロワール川河口近くの古都、歴史ある落ち着いた佇まい、古い教会の尖塔、噴水のある広場、パリとはまた一味違う雰囲気がとても好きです。
9日(土)、乗る予定の飛行機に間に合わなかった関係で正午頃に着く予定が14時過ぎの到着になりましたが、この日は予定がなく夕食までのんびりと街を散策しました。

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夕食はホテルの前のレストラン、開店の30分以上前から行列ができ始め、僕も並んで食べることにしました。

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皿に盛られたフレンチフライを平らげたところに、ウェイトレスがまたそれを山のように注いでくれます。“Ah,non merci!”と言いましたが時すでに遅し。当分、フレンチフライは食べなくていいようです。

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蚤の市の風景

10日(日)、オリヴィエが案内してくれた蚤の市のです。正面の道の奥までずっと続いています。
値段の張る古美術品から古い時代の茶器や食器、古着の数々、果てはこんなものいったい誰が買うの?と思われるガラクタの類まで様々な物が並んでいます。

オリヴィエがちょっと残念そうな顔でこう言いました。
「ナントは今やフランスで一番泥棒が多い街になってしまった。くれぐれもスリには十分気を付けるんだよ。」
パリは昔からスリが多いという話は聞いていたました。ルーブル美術館前の子供を使ったスリの話などなど。しかし近年ナントはそのパリ以上にスリが多いという…、噂は本当だったのか。

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レストランやカフェが並ぶ町の一角を指さしながらオリヴィエはさらに続けます。
「夜の8時以降はあの辺りには行かないように。治安がすごく悪くなっている。移民たちの間でドラッグの取引も公然と行われているから。」
経済主導で政治的な問題を先送りして見切り発車されたEUの負の部分が、こんなのどかな地方都市にも影を落とし始めている現実、変わりゆくヨーロッパを目の当たりにした思いでした。

仕事がすべて終わってナントでの最後の夕食。

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La sole meunière, vin blanc de bourgogne
噴水を眺めながら充実した日々を送れたことにただただ感謝でした。