韓国から「安東焼酒PR及び海外交流訪問団」総勢２２名の皆様が弊社へ蔵見学に訪問くださいました。
日本で最も古く「焼酎」という言葉が出てくるのはよく知られた１５５９年の伊佐市郡山八幡の落書ですが、「焼酒」は１４０４年に朝鮮国から対馬領主へ献上したという記録が「李朝実録」に記されていると聞いております。ただ、当時の「焼酒」が所謂蒸留酒であったかどうかについては確たる証拠はないと言われていました。
韓国の蒸留酒といえば大手が造る甘味成分を加えた連続式蒸留酒を思い浮かべますが、最近は中小の蒸留所で造る手作りの伝統的製法による蒸留酒を「焼酒」として高級ブランド化する動きが活発化しているようです。
僕は李朝白磁を愛好し、彼の国の伝統芸術にも強い関心を持っており、この動きにも注視していきたいと思っております。
弊社も韓国へ輸出しておりますが、税金が大変高額なのに加えて安い蒸留酒があるため苦戦を強いられております。ただ、この動きは意外に今後弊社製品への追い風になるかもしれません。
発酵中の醪や蒸留機、貯蔵設備を見ていただき、僕の説明にも熱心に耳を傾けておられました。お酒やお菓子などのお土産も頂戴し、大変恐縮いたしました。
最後は、弊社の店舗前で横断幕を掲げて記念撮影。
たくさんのお買い上げをいただき、ありがとうございました