2024/06/23 22:31
「ナントの勅令」で有名なフランスの古都ナントから車で約30分のアンスニに本社を構えておられるPALMIFRANCE SASUさん、30数年前フランスの食肉を日本に輸出する会社としてスタートし、現在、ヨーロッパでの日本製品の輸入・販売も手掛けておられます。
レストランなどが主要の顧客であり、また一般のお客様にも「Nishikidôri」の名でＥＣサイトや、パリにあるブティックでの販売をされています。
扱われている商品は飲食とそれに係る様々な道具やグッズ、本などと多岐にわたっており、酒だけでないところが僕にとってはとても魅力的です。
それら商品には全てに貫かれている明確なポリシーが感じられ、紛れもなく調和した一つの世界観があります。それは高品質、高機能、芸術性を併せ持ち、そしてその全てが本物志向であるということ、そこには一点の妥協もありません。つまりそれらは社長のOlivier Derenne（オリヴィエ・ドゥレンヌ）氏の確かな目が選び抜いた日本の匠文化の結晶とも言えるものです。本当に素晴らしい会社です。
初めてオファーをいただいたのは2021年10月7日のことでした。それから担当の埜村さんと何度となくメールでやり取りしながら、Derenne社長を交えてリモートで商談をしたりして、昨年の3月ようやく出荷となりました。弊社が提案した13品目の中から、何と10品目を取り扱って下さいました。
弊社商品に対して大変高い評価を下さり、この上もなくうれしく光栄に存じました。
フランス人スタッフのみなさんによる利き酒の評価のフィードバックをいただきましたので、ご紹介します。
恍吟六調子
少々辛口ぎみにも関わらず、キャラメルや蜂蜜のようなまろやかさも味わえ、ラムのように楽しめる焼酎だと思います。
ボトルもですが、中身の味わいもすばらしい芸術作品のように感じました。
古代一壺
キャラメルファッジや、カフェモカ、バニラの香りが楽しめ、一旦口に含むとさわやかでフローラルな味わいが楽しめます。
少し感じられる苦味も心地よい、すばらしい焼酎だと思います。
六調子 赤
くるみや熟れたパイナップル、タバコのような香りが感じられ、味わいはまろやかでフレッシュアーモンドや洋ナシの感じられる、
非常においしいと思います。
特吟六調子
穀物のような香りや麹の味わいが感じられます。
味わいはジンのような感じで、アロマチックな風味がさわやかですばらしいと思います。
長熟特吟六調子
リコリスのような香りで、バニラやカカオの甘さが感じられる、非常にピュアな焼酎だと思います。
蔵マスターを獲得されたとのことで、できれば蔵マスターでどのような評価だったのか、詳細をいただければありがたいです。
後半へ続く
