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2024/06/23 21:47

お知らせのコーナーにすでに載せておりました「ITQI」、今年も獲得した金三ツ星のメダル、そして3年連続の受賞を記念するクリスタル賞の認定書とトロフィが届きました。
三ツ星を3年連続で取らないと受賞できないクリスタル賞はとても価値あるものだそうで、とてもうれしく思っております。
 僕には大きな悲願があります。言うまでもなく「熟成酒」の普及ですが、それはあくまで手段です。明治から1970年代以前、本格焼酎は南九州の地酒にすぎず、「日本酒に比べれば下等な安酒」という位置づけでした。しかし、「球磨焼酎」は江戸時代には常に日本酒よりも高い金額で取引されていたこと、特に享保11年(1726年)には最上の米焼酎が最上の日本酒の4倍の価格だったことをどれだけの方がご存知でしょうか。本格焼酎は70年代半ばの第一次焼酎ブームで一応全国的に市民権を得て以来、第二次、第三次のブームで確実に版図を広げてきました。しかしながら現在に至ってもなお、「日本酒に比べれば一段下」という評価にあまんじています。これでは日本の「国酒」として世界を相手に戦えません。僕は決して「庶民の酒」を否定するつもりはさらさらありません。それはそれで大切なジャンルの一つだと思います。しかし本来、500年以上の歴史を持つ本格焼酎はスコッチやコニャックに引けを取らない、世界に通用する名酒でもあることを多くの人々に知っていただきたい。そうしてその評価の底上げを図りたいと心から願っています。ヨーロッパのシェフ協会とソムリエ協会から審査員を選出して厳正な審査をするITQI、伝統と格式を誇り確かな目と高いプライドを持つ彼らをその優れた品質で圧倒することこそ、僕の悲願達成への近道であり、我社のみならず業界に寄与することであると信じます。これからも挑戦を続けていきます。

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2018、2019、2020 3年間のメダルと認証状、プレートとミニフラッグ

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クリスタル賞のトロフィ ズッシリとした手ごたえです。