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2024/06/23 21:46

先日、樽貯蔵熟成酒のブレンド実験を見せてほしいとの要望がとある取引先からありましたので、デモやってみました。あくまでデモなのでかなり簡略化しておりますし、ブレンドする熟成酒の数も少なくしております。
だいたいの手順は次の通りです。

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まず、ベースとなる酒を定量グラスに注きます。ベースになる酒が味の基本です。この酒にさらに深みのある香りや味を持たせてゆくわけですが、目指す酒質のだいたいのイメージを頭に描きます。

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香りを確認して、酒をピペットで測りながらグラスに落とします。
香りと味を確認します。これを繰り返していくわけですが、長年やっているとこの酒をこの量ブレンドするとどんな感じになるか、だいたい想像がつくものです。しかし、たまに予想もしなかったような香りや味が出現することがあり、まさにこれがブレンドの妙味と言えるでしょう。

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香りと味の確認のやり方は次の通りです。
酒の色や照り、次に香りを確認します。最初に出てくる香り、グラスを静かにゆすり次々に出てくる香りを十分時間をかけてききます。
口に含み、舌先から舌の奥まで酒を転がし、刻々と変わる味わいを利き酒します。
最後に口中香を鼻に抜きます。アフターを確認するために酒を飲みこみますが、これは夜しかやれません。他の仕事に支障をきたしますし、車の運転ができなくなるからです。
簡単にですが、こんな感じです。