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2024/06/16 20:04

弊社の「大古酒とろしかや」が「国際味覚審査機構」ITQIで、金の三ツ星を獲得しました。
5月17日に受賞の連絡を受け、6月19日になってようやく認証状とメダルが届きました。

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これが認証状です。

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これがメダル、ズッシリとけっこう重いです。

実は、この類のコンペディションには僕はあまり興味もなく、今まで応募したことはなかったのですが、弊社の営業不調法こと営業部長が是非とも出品したいというので、
「お前が最初から最後まで責任を持ってやるならいいよ。」と、外国語ができる部長に丸投げしたわけです。まぁ、要するにめんどくさいことが嫌いなんですよ、僕は。
そうしたら、思いがけない入賞に正直びっくりするやらうれしいやらです。
なにしろ、一流のシェフやソムリエが評価してくれたわけですから。というのも輸出において好調な日本酒に比べて焼酎は苦戦を強いられているからです。ひとつは蒸留酒を食中酒として飲む習慣のない欧米には焼酎を食中酒として受け入れる下地がないことが挙げられます。ウイスキーもブランデーも食後にバーか、もしくは家で寝酒に飲むものであって、間違ってもレストランで飲むものではありません。その点焼酎はその発生時から500年以上にわたって食中酒として飲まれつづけてきました。ここに食文化の決定的な違いがあります。ウイスキーもブランデーも食事と切り離してそれだけを飲む酒ですから、そのための品質設計のもとに造られています。したがって酒だけを単に飲み比べるとそれらの強い個性に焼酎は負けてしまう傾向にあります。逆に言うとその強すぎる個性のために西洋の蒸留酒は食事には全く合いません。アルコール分解酵素の働きが悪い日本人は強いアルコールが苦手なため、焼酎は25度がメインです。それがまた欧米人には物足りないのです。「大古酒とろしかや」も本来は食中酒として飲まれることを前提にしています。ワイングラスに注いで食事とともに飲むとそれはそれは美味しい。特に洋食との相性はスバ抜けています。しかしこのシェフとソムリエ方の評価はそれ単体で飲んでもウイスキーやブランデーと十分に渡り合えることと、焼酎熟成酒の完成度の高さを証明したと言えるでしょう。今後の焼酎輸出拡大へ一石を投じることになればと期待しています。
最後に官能審査の成績表を載せます。すべての審査項目で90点をこえている点に着目してください。

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