ＪＲ恵比寿駅から歩いて3分ほど、道沿いのビルの階段を上がった2Ｆにそのお店はあります。とてもおしゃれで落ち着いた雰囲気、高級感があるのに暖かく親しみやすさを感じる独特の佇まい。今回2度目になりますが、前回同様僕が心から敬愛する株式会社ＮのＴ社長と二人で訪れました。



新鮮で多彩な刺身の盛り合わせ、見た目もとても美しくこのプリプリ感がたまりません。香ばしく脂がのって柔らかく口の中でとろけるような焼き魚、めずらしい地方特産の野菜、そして長熟特吟六調子のお湯割り、熟成した米独特のアロマが口中に広がります。最後の〆に出された炊き込みご飯には驚嘆しました。僕は飲んだ時は炭水化物、ご飯や麺の類は極力食べないようにしています。どうしてもカロリーオーバーになりがちですので。でも、この炊き込みご飯、米の一粒一粒が立っていてとても旨そうです。一口食べてみるとおおっっ美味しい！外硬内軟に炊き込まれていて歯ごたえがあるのに柔らかく、しっかりと味が浸み込んでいます。お湯割りを口に含むとなんという豊かなハーモニー、まさにマリアージュという言葉がぴったりの六調子の肴そのものです。米焼酎はご飯との相性がいいのは知っていました。だから鮨との相性が抜群なのですが、この炊き込みご飯の演出には脱帽しました。
今日は僕が接待するつもりだったのですが逆にＴ社長にごちそうになってしまいました。確かに、今年還暦を迎える僕ですがＴ社長から見たらまだまだグリーンボーイにすぎません。がんばります！ありがとうございました。



オーナーの永島ワタルさんです。日本ソムリエ協会認定のソムリエで、僕が今最も注目しているＳＡＫＥＤＩＰＬＯＭＡの資格も取得されています。ご存じ田崎真也先生の肝煎りで創られた種類を超えた先鋭的な利き酒師の資格です。

永島オーナーにお店の外まで送っていただき凍てつく夜空の下へ、早く暖かくなればいいですね。永島さん、ごちそう様！ありがとうございました。