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2024/06/16 19:55

その1 空港てんやわんや編
今日から2泊3日の東京出張となりました。とにかく凄まじい過密スケジュールです。
9:00AMに球磨焼酎酒造組合の田中専務理事と空港へ向かいました。
ところが着いてみるとスゴイ混雑ぶりです。こんなに混み合っている空港を見るのは普通正月と盆とGWくらいのもの。やれやれ、最初からこれでは先がおもいやられるな~、東京にはまだトランプ大統領もいることだし…と思いながら長蛇の列をまえに荷物を預けることを諦めて手荷物検査のゲートをくぐりました。すると女性警備員が「あなたのバッグに十徳ナイフが入っていませんか?」と言うのです。「いいえ、入っていません。」「調べていいですか?」「はい、どうぞどうぞ。」ごぞごぞと彼女は僕の荷物の中やバッグのポケットに手を突っ込んでかき回していましたが、「これですね。」彼女の手の中にあるものを見て僕は驚愕しました。そこにはヴィクトリノックスのスイスアーミーナイフがあるではありませんか。ここにあったのか!なくしたとばかり思ってもう諦めていた思い出の品です。若いころマッターホルンに登った後、麓のツェルマット(次の移動先のシャモニーだったかもしれません)の登山用品店で購入したものです。やあうれしや!手元に帰ってきた。(といってもなくしたのではなく、ずっと手元にあったわけですが…)ところが彼女、「機内には持ち込めません。没収して処分になります。」えぇっ!(めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に雲がくれにし…)「な、なんとかなりませんかね~。」ほとんど哀願するような僕に「空港では預かれませんから飛行機に手荷物として預けてください。連絡しておきますから。」離陸まで15分弱、よしいくぞ。「ありがとう!」と言うなり彼女からバッグをひったくるや韋駄天のごとく(と、自分では思ったのですが、はたから見たら鈍牛にしか見えなかったハズです。)走りました。僕の場合走るより転がるほうが早いのでしょうが。「すみません!連絡が入っていると思うのですが。」と言って飛び級で荷物を預けると、またまた人をかき分けかき分け走れメロスです。というわけで飛行機には間に合い、ナイフは手元に帰ってきました。(といってもなくしたのではなく、ずっと手元にあったわけですが…)しかし初っ端からこの体たらくではこの先どんなドジを踏むかわかりません。「気を付けろよ」と肝に銘じたことでありました。

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右がくだんのヴィクトリノックス、左はウェンガーのものです。双方ともスイスアーミーナイフを代表するメーカーですが、ウェンガーのほうは都内のディスカウントショップで購入したと思います。


その2 東京熊本県人会総会編
その日の夜18:30より、東京ドームホテルにて「第64回東京熊本県人会総会」が開催され、球磨焼酎の試飲を提供するため16:00に会場入りして準備をはじめました。
約10年ほど前からこの会に出るようになったのですが、出てくる蔵元の数も年々少なくなり、その分組合が対応しなければならなくなってきました。最初のころは各社とも数種類の銘柄を各3本ずつくらい持ってきていてかなりのボリュームがあったのですが、2~3年前からは各蔵とも一升瓶1本になり、それでも最後まで空にならないありさまでさびしい限りです。飲酒人口と飲酒量ともに確実に減ってきているのを肌で感じます。僕は一応来賓ということで席を用意してもらっていましたが、ひとしきり名刺交換やあいさつ回りが終わるとブースに立ちました。知り合いもほとんど来ておらず、話し相手になるお客さんもいなくて今年は特にさびしく感じてしまいました。

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ご挨拶をされる蒲島熊本県知事とアシスタント役のクマもん