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2024/06/16 19:41

去る3月15日、ジェトロ熊本様主催による「海外バイヤー・インフルエンサーとのネットワーキングin人吉」が開催され、参加してきました。翌日にはバイヤーとの商談会も行われました。
ジェトロ熊本の奥泉所長と球磨焼酎酒造組合で打ち合わせを重ね、15日のコーディネーターに、熊本出身のソムリエで日本ソムリエ協会理事の米野真理子さんを起用して「鮨」と球磨焼酎の相性の良さをPRしてゆこうということになったのでした。「鮨と球磨焼酎の相性は世界のあらゆる酒の中で最高である。」とは、僕が折に触れて言い続けている持論ですし(本ホームページの「美味しい飲み方の提案」の中の「鮨との相性が最高!」をご参照下さい。)、米野さんは先の田崎真也先生のセミナーの立役者であり、昨年11月、球磨焼酎酒造組合の小山薫堂先生へのコンサルティングでもお世話になっています。実はその時、小山先生から「球磨焼酎はいろいろな食に合いますでは焦点がボケるので、何か一つ最高の相性はこれですとPRした方が良い。」と言われ、僕が鮨を提案したという経緯があります。まさに米野さんは打ってつけに思われました。
鮨とのペアリングイベントとして、米野さんは天草より蛇の目寿司さんを招聘し、球磨焼酎の常圧、減圧、樽貯蔵等タイプの異なる焼酎と鮨の組み合わせを考えられ、焼酎の多様性や相性について一品ごとに解説していただきました。ちなみに弊社の「本吟六調子25度」はアナゴとのペアリングでした。
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参加いただいたバイヤー・インフルエンサーの方々にはよく理解していただいたと思うのですが、欧米では蒸留酒を食事に合わせて飲むという習慣がないため一般の消費者に理解していただくのは簡単ではありません。加えてアメリカは、なにしろ禁酒法があった国ですから酒の中でも特にハードリカーの扱いには厳しく、焼酎の輸出においては高いハードルになりそうです。現在、日本酒の輸出は盛んに行われるようになりましたが、それに至るまで日本酒業界がどれほどの時間とエネルギーを注いできたかを考えますと、焼酎輸出にはまだまだ時間がかかるかな、と言うのが正直な気持ちです。